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アキヒロ目線のブログです。最近は何やら趣旨が曖昧です(笑)
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2010.02.23 Tue
今日は、ベトナム戦争を題材にした、オリヴァー・ストーン監督の映画『プラトーン』を見た。

この映画、すごい有名なワンシーンがあるんだ。
それがこれ→
DVDの表紙にもなっているこのシーン。
これは、カンボジアに侵攻中のアメリカ陸軍の小隊の中でも、一番正義感の強いエリアスが、冷酷非情なバーンズによって敵陣に取り残され、敵軍に撃たれて倒れる、というシーン(ちなみに、この両腕をあげて倒れるポーズは、白土三平の『ワタリ』から着想を得てるらしい)。
それを聞いたら、この映画を見てない人は、主人公は「エリアス」なのかな、と思うでしょ?
でも違う。
主人公は「エリアス」でも「バーンズ」でもない、「クリス」なんだよ!

この映画の最大の見どころは、正義感の強いエリアスと、それと対立するバーンズとの衝突なんだ。
でも、監督がその二人のどちらでもない「クリス」を主人公に選んだのは、熱くなる「エリアス」と「バーンズ」じゃなく、それを冷静な立場で判断できる第三者「クリス」として、この「ベトナム戦争」に向きあってほしいっていうことだと思うんだよね。
だから、主人公のクリスは、仲間が村の女の子をレイプしそうになったら激怒するし、わざわざ敵陣に向かったエリアスをバーンズが迎えに行ったときも、のこのこ後を追ったりする。
最後まで「理性」とか「道徳心」とかを持ち続ける「冷静な」判断ができるキャラクターなんだよ。

だから、監督もこの映画を俯瞰的に、冷静に見てほしいっていう気持ちを込めて作ったと思うんだ。
でも、僕がこれを見て最初に思ったのは、もはやそんなこと関係なくて「平和な国に生まれて良かった」なんだ。

もうバカみたいなんだけど、絵とか漫画とか描けるって幸せだよね。
だって、絵とか漫画とか、なくなっても困らないでしょ。

平和って不思議なもので、平和が飽和状態になると、当たり前のものにいちいち感謝したりしないで、必要ないものに感謝する。
関西電力とかJRとか、なくなったら本当に困るものに感謝しない。
それより、サザンとか尾田栄一郎に感謝したり、インスパイアされたりする。
別にそれが悪いって言ってるんじゃないんだけど。
でも、それって平和な証拠なんだよね。
ありがたいことに、僕は絵とか漫画描けて、幸せだなぁ。
なんて、思いました!
単純でしょ(笑)

やっぱり、観客のジャンルによって、別のテーマが出てくるような映画って見応えあるよね!

じゃあ今日はここまで!
また今度!

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男性
誕生日:
1988/10/07
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ほぼ2日おきに、面白かったこと、気づいたことをupしようと思います。調子に乗りすぎず、自重したブログ運営を目指します。
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