忍者ブログ
Admin / Write
アキヒロ目線のブログです。最近は何やら趣旨が曖昧です(笑)
2025.05.01 Thu
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2010.05.18 Tue
ブルブルくんの第四話が更新されてました!

■■■

なんかすっかり忘れてた(笑)
毎週更新は金曜日!僕の漫画は5週ごとに更新されるよ!


さて、今日は最近読んだ小林泰三(こばやしやすみ)の『ΑΩ(アルファオメガ)-超空想科学怪奇譚』の紹介。


前にも紹介したけど、僕はめっちゃ小林泰三が好きなんです。
それはSF・ホラー・バカっていう、僕の大好きな三要素が全部入ってる、かなり贅沢な作品を描く人であり、それだけに珍しい種類の作家さんだから。

この『ΑΩ』も、最初はガッチガチのハードSF。
どれくらいガッチガチかと言うと、実体を持たないプラズマ生命体という、真空と磁場と電離体からなる世界から物語が始まる。
僕もまったく訳が分からんのですけど、「SF」というより「ファンタジー」としての目線で見ると、これがなかなか見れてしまう。
それどころか、魔力と呪いをかけられたカードを武器に、「ファイヤーナンタラ!」とか言われるより、「腹腔内で蓄えられた電界センサーのついたマイクロミサイルを神経繊維に侵入させ・・・」とかのほうがカッコイイと思うんです。・・・僕だけ?


何より、この『ΑΩ』の見どころは、この本に登場する「超人」。
旅客機事故に巻き込まれた主人公は、先ほど言ったプラズマ生命体と融合を果たし、白銀の肌を持つ巨人に変身する能力を身につけた。
「ジュワッ!」
「ヘアッ!」
・・・そう、ウ○トラマン。
「超人」と、言葉を濁してるものの、確実にウルトラマ○を意識して書いてます。

小林泰三は、ウルト○マンがもしこの世に実在したら、どうなるか?ということを徹底的に書いてくれてる。
なぜ巨大化するのか?
なぜ三分しか戦えないのか?
なぜ手から光線を放つのか?
それを小林泰三は書ききった!
それだけでも、十分楽しめる。

それに加えて、僕は物語の中で、「人間もどき」という謎のエイリアンによってぐちゃまぜにされたお爺さんのエゲツナさがすごく心を打った。
グロイんだけど・・・ただ、グロイだけじゃ終わらない!
おすすめ!!


うわ!今日はもう、すぎてる;
明日も早いし、もう寝なきゃ!!
じゃあバイバイ!

拍手[1回]

PR
2010.05.13 Thu
今日は、最近読んだ漫画3作品を紹介するよ!

・・・いや、それにしてもここのところ、読みたい漫画に関して財布の口がガバガバなのが、本当にヤバい(笑)

「イイ馬を育てるためには、イイエサが必要なんだい!」とか言い訳しながら買ってるんだけど。
イイ馬も、エサばっかり食ってちゃブクブク太るだけだよね(笑)
しっかり、アウトプットもしなくては!


じゃあ、まず最初はヤマザキマリさんの『テルマエ・ロマエ』。


なんでも書店員の選ぶ「マンガ大賞2010」とやらで、1位になったらしいんだけど。

それにしても、「書店員が選ぶ」って一体誰が選んでるんだよ!
「本屋大賞」とかもそうだけど、個人的になんだかうさん臭い感じがします。

まぁ、それと内容はあんまり関係なく。
しっかり面白かった!

まず、「風呂ジャンル」っていう新しさ。
吉田戦車が『フロマンガ』っていう漫画描いてて、やっぱ風呂で漫画やるには4コマが限度だよな・・・と思ってたけど。
ちゃんとストーリーにしちゃったよね!

でも、この漫画。
オビに「激アツ風呂マンガ!」って書いてたんだけど、別に熱くはないよ!
どっちかって言うとゆるいギャグ漫画だと思いました。

漫画それ自体よりも、間に挟まれるコラムが熱い!
この作者、ほぼ1話ごとに、それぞれローマだとか現地に取材に行った経験談を書いてて、その下調べがすごい面白い!
この人の風呂に対する情熱が直に伝わってくる。
だからこそ、きっと本編も面白いんだろ〜な。


でもまぁ、熱さで言うと、この漫画には敵わない。
島本和彦さんの『アオイホノオ』。

僕が漫画描いてる、ってせいもあると思うけど。
この漫画を読むと、フツフツと漫画を描きたい衝動が猛烈に湧きあがってくる。

だけど、よくよく思い返してみると、この漫画の主人公は別段スゴイわけでもない。(スゴイ熱さは持ってるけど)
むしろスゴイのは、主人公を取り巻く人たち。
もう、それが本自体にも表れちゃっててさ!

笑ったのが、一番最後の島本和彦と庵野秀明の対談。
もう、島本さん。ほとんど自分のこと語ってないんだよね。
まぁ、庵野さんがゲストだから、当然っちゃ当然かもしれないけど。
島本さんは話を振られても、「僕のことはいいじゃん」って言って、語らないんだ。
それってさ、なんだか漫画の中で主人公が「庵野秀明すげぇすげぇ」って言ってるのとカブっちゃってさ。
まさに体現されてる感じがしたよ!

そんで、僕が一番ヒットしたのが、漫画のカバーを外した裏っかわ。
高橋留美子さんの言葉が載ってて、

「デビュー前からあんな人だったんですね。怒ってないよ。上から目線には慣れてるからね。怒ってない」

絶対怒ってるやん!!!(笑)
爆笑しました。


そして最後に『怪物くんベスト・セレクション〜友情編』。


僕はめっちゃくちゃ藤子不二雄さんのことが好きで好きで。
もう、なんだってこんな素敵な漫画を描くんだろうか?

このベスト・コレクションには、怪物くんの主要人物はほとんど出てくるし、レアな「怪物くんのお父さん」まで出てきます。
後、全話を通した中で一番の名作って言われてる「怪物っ子サトル」の話もあるし。
フランケンの父と弟の話なんかも、スタンダードでありながら、めちゃくちゃ教訓的な話だと思うし。

まさにベスト・コレクション!
入門としても、初めてでも読めるんでイイですよ。


じゃあ今日はここんところで。
またね〜!!



拍手[1回]

2010.05.09 Sun
古谷実の『ヒメアノール』読んだ。


僕の尊敬する漫画書評ブロガー「漫棚通信」さんが、イチオシしてて、書店で購入。
漫棚さんによると、古谷実の漫画のタイトルは、内容に密接に関係しているとか。

まぁ、『稲中卓球部』は別として(笑)

例えば『わにとかげぎす』という漫画がある。

この「わにとかげぎす」は深海魚の名前で、深海魚のような情けない生活を送っている主人公が、幸せな日常に向かってゆっくりと浮上する話だったり。

他にも『シガテラ』は、シガテラトキシンという毒を持つ熱帯魚らしいです。

この熱帯魚は、プランクトンを食べることでその毒を体内に蓄積させる魚で、人間の持つ悪意という「毒」を、他人に感染させていくということの暗示になっているようです。

そして『ヒメアノール』。
「アノール」とはトカゲのことで、「ヒメアノール」とは「ヒメトカゲ」という体長10センチほどの小型爬虫類のこと。
猛禽類のエサにもなっていて、人間に例えると「社会的弱者」というわけです。
そして、この「社会的弱者」=ヒメトカゲが、いかにして連続殺人の被害者になっていくか、という描かれ方なんですね。

思い返してみれば、読み物で殺人が起こると、「殺人犯」の詳細というのは描かれても、「被害者」のそれというのはあまり描かれない。
その被害者が大勢になればなるほど、余計に。
だけど、古谷実はそれを無視しない。
なぜ被害者は殺されるのか?被害者は普段どういう生活を送っているのか?
それを描く。

それと同時に、殺人犯の生活ももりもりと描かれます。
これがちょー怖い。

それでも『稲中』のようなギャグも散りばめられていて笑える。
おすすめです!

じゃあまたね!




拍手[2回]

2010.05.03 Mon
一昨日、『バクマン』の8巻を買って、読むのに3日かかっちゃったよ;

原作/大場つぐみ、漫画/小畑健による「漫画家漫画」。
うぅ〜・・・熱い。

この漫画のすごいところは、漫画家による漫画描き漫画っていう、作者が漫画を描く「テーマ」を、そのまま漫画の主人公たちに悩ましていること。
つまり、『バクマン』の中でサイコーやシュージンたちが「人気漫画とは何か?漫画家と編集者はどうあるべきか?」と悩むテーマは、実際、大場つぐみや小畑健が直面している悩みなんだ!
これが臨場感たっぷりに、紙面から溢れ出してる。

例えば、7巻で担当編集が主人公たちに「もっと笑いを含ませるべきだ!」と言えば、『バクマン』自体に笑いが増える。
「漫画にあった絵を!」と主人公たちが叫べば、小畑健の絵もどんどん変化する。
1巻の見吉

7巻の見吉
杓子定規なくらいデッサンが正確だった小畑が、ここまでコミカルな絵柄で描けるとは!(笑)ビックリしたよ!

こんなふうに、作者たちの「漫画哲学」がリアルタイムで展開されてるんだ!
熱い!

とは言え、構造を見ると、やっぱり週刊クオリティ。
始め、サイコーたちのライバル設定は「新妻エイジ」という天才だったはず。
ところが、それはとうに雲の上の存在。
その後に、福田→平丸→高浜→蒼樹と、どんどん後続のライバルたちに連載を取られ、7巻ではまさかの中学の同級生「岩瀬愛子」がライバル宣言(笑)
でも、これは逆に『バクマン』がジャンプで人気を取れている証拠。
人気が取れているからこそ、連載までのスパンを長引かせる見積もりを立てているのだ。
う〜〜、嬉しい悩みどころ。

じゃあ今日はこのへんで!
またね!

拍手[1回]

2010.04.23 Fri
最近、岡本太郎著の『自分の中に毒を持て〜あなたは“常識人間”を捨てられるか』を読んでます。

めっちゃくちゃ熱い!太郎さん!


岡田斗司夫さんが「男には“メーテル”が必要」と言っていて。
いわく「男は時々自信をなくして、どうしようもなくなった時、背中をポンッと押してくれるメーテルのような存在が必要」とのこと。

僕に言わせれば「人類には“岡本太郎”が必要」だ!
就活で自信をなくしたあなた!
こてんぱんに上司にケナされたあなた!
退屈な毎日に嫌気がさしたあなた!
友達がいなくて孤独な思いをしているあなた!
地道な努力がなかなか報われないあなた!

「人間だれでもが身体障害者なんだ。
たとえ気どったかっこうをしてみても、八頭身であろうが、それをもし見えない鏡に映してみたら、それぞれの絶望的な形でひんまがっている。
しかし人間は、切実な人間こそは、自分のゆがみに残酷な対決をしながら、また撫でいたわりながら、人生の局面を貫いて生き、進んでいくのだ。」


うぉぉ〜!!
ありがと〜!太郎さ〜〜ん!!
って気持ちになります(笑)

そして関連本で『オッス!トン子ちゃん』がおすすめ。

タナカカツキっていう『バカドリル』描いてる人の漫画なんだけど。

だけど、『バカドリル』のような漫画を想像してる人はビックリするよ!
もっと辛辣な・・・ううん。
岡本太郎を通して、ナイフのような鋭いセリフで、読者の心を突き刺してくるんだよ!

生きる気力を見いだせないような「安全で無難な」毎日を送るトン子ちゃん。
「生きる意味」とは何か?
トン子ちゃんはそんなことを考えているうちに、岡本太郎に出会う。

孤独こそ!人間が強烈に生きるバネだ!

ない、できない、ということに 運命をかけろ!!


熱い・・・!
もう、どうしようないって時に、この本を読んでください。
そしたら、きっと何かが見つかるんじゃないかと思います。

それじゃあ今日はここまで!
うわ!もう明日になっちゃったよ!←文章おかしい
じゃあまたね!

拍手[1回]

   HOME   
1  2  3  4 
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[11/27 アキヒロ]
[11/26 ば。]
[11/23 アキヒロ]
[11/04 ば。]
[10/23 アキヒロ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
アキヒロ
年齢:
36
性別:
男性
誕生日:
1988/10/07
職業:
芸大生
趣味:
漫画、映画、小説、音楽etc
自己紹介:
ほぼ2日おきに、面白かったこと、気づいたことをupしようと思います。調子に乗りすぎず、自重したブログ運営を目指します。
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
忍者ブログ [PR]