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アキヒロ目線のブログです。最近は何やら趣旨が曖昧です(笑)
2025.04.30 Wed
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2010.05.27 Thu
今日はプロダクトデザイナーの坪井浩尚さんを紹介します!


僕が坪井さんに初めて出会ったのは、大芸の文化祭で特別講義に来てくださった時だった!
その講義で、僕はデザイナーっていうものの認識を大きく変えられた。
というのも、坪井さんはなんと、大学卒業と同時に「出家」し、7ヶ月間の修行を経てデザイナーになったという、面白くも衝撃的な経歴の持ち主だったのだ!

以下の文章は、その講義で坪井さんがおっしゃったことと、僕の印象のまとめです。

<学生時代>
坪井さんは、大学生の頃、スケボーばっかりやってて、授業にはそんなに出ていなかったとのこと。
でも、そんな中で小室哲哉さんのライブの空間デザインなども手がけていたらしい。
ここまでのイメージは、まさに典型的な「大学生」のイメージだった。

<修業時代>
大学を卒業した坪井さんは、実家が200年(?)ほど前から続く由緒あるお寺だったので、その中でも特に厳しい仏門に修行に入った。
その修行は過酷さを極め、朝は4時に起き、新入りは目上の僧に対して目も合わしてはいけないというルールがあったそうです。
断食で腹が減っては蔵にある砂糖を隠れて舐めたり、トイレの水をすすったり・・・。
お風呂なんて当然入れません。
皿も洗わないので、最後たくあんで皿をぬぐっていたそうです。

想像できる?
目の前で爽やかな笑顔を浮かべ、オシャレに着飾った清潔そうな男性が、そんな地獄のような修行を7ヶ月間も送ったって言うんです。
僕はもう、その時からすぐに坪井さんを尊敬できました。

<デザインに生きる仏教>
修行から帰って、デザイナーとなった坪井さんは、自分のデザインに仏教を発見する。
厳しい修行の経験が、自分のデザインに生きていると言うんです。

例えば、このLEDウォッチ。

これは仏教の「個を持たずに、環境に溶けこむ」というイメージから作ったんだそうです。
時計の盤面が手首のベルトの部分に溶け込んでる。

他にも、このグラス。

このグラスは「サクラサクグラス」と言って、底面が「桜」の形をしているので、グラスが結露して水滴がつたうと、テーブルに桜の型がつくというもの。
これも仏教の「物事の文脈を読む」という思想からイメージしたんだとか。
「グラスは結露するもの」という、物質の本来の役割や性質の「文脈」を読み取ることで、体現された形。

面白い!


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1988/10/07
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ほぼ2日おきに、面白かったこと、気づいたことをupしようと思います。調子に乗りすぎず、自重したブログ運営を目指します。
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